6/26/2012

NY KNICKS Audition 裏話(O1 VISAに関しての知識)

ニックスのオーディションの受付時。

受付スタッフから、
「ID とワーキングビザを出してください。」

んん???ワーキングビザ、持ってないし!ということで、、
「私はワーキングビザ持ってないけど、受かったらビザを取得することが出来ます。
現に昨年は49ers チアリーダーとしてVISAを取得した。とりあえず受けさせてください」

と言ってみたところ、ディレクターが出て来て、
「私たちはあなたのスポンサーになることはしない。申し訳ないけど、
今日のオーディションは諦めてください。」と一言。

えーー!せっかくこのチームを受けにNYまで来たのに!
自分のパフォーマンスも見てもらえないなんて虚しすぎる!!

そもそも、このチームは海外から受けにくる人のことは想定していないのかも。
ビザをとった事がないから知識もないのかも。
と思い、諦めず交渉する事に。

私たちがVISAを取らなければいけない理由、外国人が活動するのに
チームにスポンサーに入ってもらう事が唯一の道である事。
ビザを取得する為の工程。
ビザを取得する為のチームへの依頼事項。
ひたすら説明すること5分くらい…

「分かりました。じゃあ、今日を通過したらチーム弁護士に相談します。
とりあえず受けていいですよ。楽しんで。」

と言っていただけました。
とりあえず受験はさせてもらえる事になったから、一安心。。

1日目を通過した後の面接では、さらに詳しく説明をして、理解をしてもらえた様です。

一年前までカタコトの英語しか喋れなかった私が、こうやって自分の状況を説明して
説得ができる様になった事にまずは感動。そして図々しく交渉ができる様になった事も。笑

そして、こういう状況の時に、諦めずに何かを伝えようとする事って大事だなって実感。
特にアメリカは交渉の社会だし。もし、自分から熱を持って話さなかったら、
このまま何も見てもらえないまま帰らなければけない事になっていたので、本当に良かった!



---ここからはO1 VISAについての記述です。自身の経験からの知識なので、
参考程度に見ていただけたらと思います。---

チアリーダーの方はご存知の方が多いと思いますが、
NFLにしろNBAにしろ海外でチームに所属するにあたり、
O1visa(アーティストビザ)を取得する必要があります。

日本人などの多国籍の人を受け入れた事のないチームは、
ビザについての知識がほとんどないと思った方がいいかも。
「ビザの作業は面倒臭そうだからやっぱり取るのはやめよう。」とか、
「ビザ取得作業が終わるのを待てないから、取れない」
とか、そういう事になったらとても悔しいので、知識は絶対に必要だし、
下準備も必要だし、それを説明できる様にしておく事はとても大事です。

このO1 VISAを取得するには、移民弁護士を使ってアメリカの移民局に
ビザ申請をする必要がありますが、これにはある程度多額のコストと時間、
そして相当な労力を要します。

海外でダンスをするには、避けたくても避けれない道です。
私も1年前にこのビザを取得しましたが、コストは約7000ドル(60万円くらい)、
2ヶ月程度の時間を要しました。
そして、様々な関係者の方の力をかりて、やっと取得する事が出来ました。

O1VISAを取る為には、
①その業界の中で、自分がトップクラスのレベルであること
②自分がアメリカで活動する必要性
が証明出来なければいけません。

②は受かった場合にチームからサポートレターをもらえばいいですが、
特に難しいのは①。チアダンスは団体競技なので、
個人が評価されるような大会などはほとんどありません。

全日本◯◯大会個人優勝、というような肩書き(もちろん自分の分野で)
があれば一番簡単ですが、チアリーダーにはこれがない為に、
様々なアプローチで自分の技術を証明する必要性があります。

特に私は、学生時代のチアリーダー経験がなく、
チアダンスの大会にも出た経験がなく、4年しかダンスの経験がないという、
肩書き的に一般的な普通のチアリーダーだったので、何とも致命的な状況でした。

でもアプローチの策を弁護士と練り、下記の経歴を自分の技術を証明する項目として挙げました。
・日本のトップリーグのチアリーダーとして4年間そのうち、
    キャプテンを3年間やったこと
・アルバルクチアリーダーとして各種イベント、
・多種スポーツ(国際試合)でのパフォーマンス経験があること
・TOYOTAのCMでメインキャストを務めたこと
・民放ドラマのモデルになったこと
・器械体操の長年の経験があること etc…

大事なのは、「自分のチームがいかに素晴らしいか」ではなく、
「自分がその中でどれだけ優れていたか」という事を証明します。
嘘は書けないけど、書き方は相当な工夫をしました。笑

メインとなるのは、各関係者からの推薦書類です。
私は2枚〜4枚から成る、計20人分の推薦書類を提出しました。
そして、賞状や、パフォーマンスの動画や、メディアに出演した時の記録など。

気が遠くなる様な作業でした。推薦書の依頼や、翻訳作業、資料集め、
沢山の関係者に多大な協力を頂き、やっと取得することが出来ました。

2年目の今年は、一度取得経験があるので、作業はだいぶ楽になりますが。

もしもこの先に、海外での活動を考えている方、もちろんオーディションに
受かる為の技術がある事は第一条件ですが、VISAのことは頭に
いれておいておくといいと思います。

O1ビザについては、インターネットなどでも調べる事ができるので、
まずは自分で知識を蓄えておくのがいいでしょう!



話を聞限り、どのスポーツ業界でもアメリカで活動する為のVISAを
取得するのは労力がいる事の様ですねーーー。

6 件のコメント:

  1. 落ち着いたら柚子にお寿司食べに来なさい!!

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    1. ベイエリア、恋しいです。。。。。。。。
      戻った時はぜひ!:D ありがとうございます!

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  2. サッカー選手でも日本代表歴がないと海外に移籍できないとか
    色々大変そうですからね。

    しかし。。。

    この知識、生かすスベがないな〜(苦笑)

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    1. VISAの問題はどの業界でも一緒なんですねーー。
      どこかで是非、生かしてください!笑

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    2. スポーツ経営学ってサイトに、このブログが紹介されてたよ!
      http://sports-keieigaku.com/?page_id=115

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    3. wow!本当だ!!!
      嬉しいですね、書き甲斐ありますね。

      シェア、ありがとうございます。

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