6/28/2012

NBAダンサーへの挑戦 ~NY KNICKS Audition③~

ニックス、最終回です。②から続いて、今回はトレーニングキャンプについて。

3日間のトレーニングキャンプで最終的にメンバーを決めます。
31人から始まり、最終的に22人になるということで、ピリピリした雰囲気。

そんなサバイバルが始まる前、ディレクター陣がくる前にキャプテンの
シエラが皆に向けて、言葉をかけてくれました。
(ちなみに、キャプテンはオーディション前に決まっていて、
選考の対象にはならないのです。)

「ここまで来れて本当におめでとう。誇りに思っていいと思います。
でも、これからまた、ベテランを含めて厳しい勝負が始まります。
22人のスポットを争わなければいけません。

キャンプ中は絶対に控えめにならず、ルーキーも前に出てアピールして。
分からないことがあったら積極的に質問して。
とにかく自分の持てる全ての力を出してね。

ここからカットしていくステップは、私も心が苦しいし、
出来ることなら、ここにいる皆とチームメイトになりたい。
みんな才能のあるダンサーだし、このメンバーでチーム作ったら
最高のチームになると思うから。

私は心から皆を応援してます。Good luck !!」


このメッセージは、何だか心に響きました。
普通のオーディションだと、ディレクターがこういうメッセージを言うけど。

ディレクター陣は、常に厳しい姿勢で、安心させるような言葉も
ほとんど口にしないので、こうやってメンバーとディレクターの間に立つ人が、
その分メンバーのメンタルのケアをする役割するんだなって思った。

こういう中間に立つ存在は、どんな場面でも必要不可欠で
一番重要なポジションですね。

私も日本でキャプテンやってた時も、バイスの方に沢山
サポートしてもらったな、って思い出した。

キャプテンのシエラはヴィクトリアズシークレットのショーで
ダンスをしたことがあったりする、実力派だけどスタイルも顔立ちも
オーラも素敵な女性です。


普段はクールで近寄り難さがあったので、
優しい言葉をかけてくれたことがなおさら印象的でした。



ということで!
いよいよトレーニングキャンプがスタート。

まずは筋トレと、テクニックの練習。

そして、最終選考で習ったダンスをもう一度ランスルーし、
追加で振り付けを入れ、一曲を完成させました。

そこからフォーメーションを入れ、ロールを入れ、実際にチームを
何パターンか作りながら、どういうチーム編成にするかを
バランス見ながら考えていたように思います。

何回踊ったかなーーー。
数えきれないくらい。覚えてません。

みんな疲れている表情も、ため息だって一つもつかずに、
頑張ってました。私も頑張らなきゃって思った!

同じ箇所を繰り返し踊っているところを見る真剣なディレクター。
刺すような視線が痛かった。。

そして、一日の終わり。何人かの名前がコールされました。
この日までの経験から、カットされる人だなって察したので、
私の名前を呼ばないで!!!!って祈った。

でも最後の最後で、「MIHOも。」

って呼ばれてしまいました。
この時の喪失感と言ったら。。。。。想像してください・・。

この日に6人カットされたので、殆どがキャンプ1日目にカットされたようです。
悔しいーーーーっていう気持ちは勿論あったけど、
ぎりぎりのラインにいたことは確かだし。

トレーニングキャンプに残してもらえただけでも、
良くやったなって振り返ります。

今回カットされた子を見て、NBAのダンサーの選考では、
可能性がある子、ではなくて、即戦力になる子を
求めているんだなと改めて思いました。

私のヒップホップはまだ発展途上だし、
テクニックも、バレエ経験者と比べると見劣りしてしまう。


▲この写真を見て、「ミホちんのヒップホップを踊る時の癖が分かるね」って
言い切った典子姐さん@サンフランシスコ、お見それしました。

そして、長い手足の上手なアメリカ人と並んだ時に
動きも大きく見えない。大きく見せる為の筋力も、
技術まだ足りない。

悔しいけど、良い経験させてもらった!

ありがとう、KNICKS!
さらばニューヨーク!!!


マンハッタンの一番はしっこ、自由の女神を拝めながら
この記事を書いてる私…

どんだけ自由人なんだろうか:D

よし、またここから。頑張るぞ!


 
▲遠くに小さーく見える棒みたいなのが、自由の女神。
肌が黒すぎて歯しか写らなかった・・・ではなくて逆光だね!笑

6/26/2012

NY KNICKS Audition 裏話(O1 VISAに関しての知識)

ニックスのオーディションの受付時。

受付スタッフから、
「ID とワーキングビザを出してください。」

んん???ワーキングビザ、持ってないし!ということで、、
「私はワーキングビザ持ってないけど、受かったらビザを取得することが出来ます。
現に昨年は49ers チアリーダーとしてVISAを取得した。とりあえず受けさせてください」

と言ってみたところ、ディレクターが出て来て、
「私たちはあなたのスポンサーになることはしない。申し訳ないけど、
今日のオーディションは諦めてください。」と一言。

えーー!せっかくこのチームを受けにNYまで来たのに!
自分のパフォーマンスも見てもらえないなんて虚しすぎる!!

そもそも、このチームは海外から受けにくる人のことは想定していないのかも。
ビザをとった事がないから知識もないのかも。
と思い、諦めず交渉する事に。

私たちがVISAを取らなければいけない理由、外国人が活動するのに
チームにスポンサーに入ってもらう事が唯一の道である事。
ビザを取得する為の工程。
ビザを取得する為のチームへの依頼事項。
ひたすら説明すること5分くらい…

「分かりました。じゃあ、今日を通過したらチーム弁護士に相談します。
とりあえず受けていいですよ。楽しんで。」

と言っていただけました。
とりあえず受験はさせてもらえる事になったから、一安心。。

1日目を通過した後の面接では、さらに詳しく説明をして、理解をしてもらえた様です。

一年前までカタコトの英語しか喋れなかった私が、こうやって自分の状況を説明して
説得ができる様になった事にまずは感動。そして図々しく交渉ができる様になった事も。笑

そして、こういう状況の時に、諦めずに何かを伝えようとする事って大事だなって実感。
特にアメリカは交渉の社会だし。もし、自分から熱を持って話さなかったら、
このまま何も見てもらえないまま帰らなければけない事になっていたので、本当に良かった!



---ここからはO1 VISAについての記述です。自身の経験からの知識なので、
参考程度に見ていただけたらと思います。---

チアリーダーの方はご存知の方が多いと思いますが、
NFLにしろNBAにしろ海外でチームに所属するにあたり、
O1visa(アーティストビザ)を取得する必要があります。

日本人などの多国籍の人を受け入れた事のないチームは、
ビザについての知識がほとんどないと思った方がいいかも。
「ビザの作業は面倒臭そうだからやっぱり取るのはやめよう。」とか、
「ビザ取得作業が終わるのを待てないから、取れない」
とか、そういう事になったらとても悔しいので、知識は絶対に必要だし、
下準備も必要だし、それを説明できる様にしておく事はとても大事です。

このO1 VISAを取得するには、移民弁護士を使ってアメリカの移民局に
ビザ申請をする必要がありますが、これにはある程度多額のコストと時間、
そして相当な労力を要します。

海外でダンスをするには、避けたくても避けれない道です。
私も1年前にこのビザを取得しましたが、コストは約7000ドル(60万円くらい)、
2ヶ月程度の時間を要しました。
そして、様々な関係者の方の力をかりて、やっと取得する事が出来ました。

O1VISAを取る為には、
①その業界の中で、自分がトップクラスのレベルであること
②自分がアメリカで活動する必要性
が証明出来なければいけません。

②は受かった場合にチームからサポートレターをもらえばいいですが、
特に難しいのは①。チアダンスは団体競技なので、
個人が評価されるような大会などはほとんどありません。

全日本◯◯大会個人優勝、というような肩書き(もちろん自分の分野で)
があれば一番簡単ですが、チアリーダーにはこれがない為に、
様々なアプローチで自分の技術を証明する必要性があります。

特に私は、学生時代のチアリーダー経験がなく、
チアダンスの大会にも出た経験がなく、4年しかダンスの経験がないという、
肩書き的に一般的な普通のチアリーダーだったので、何とも致命的な状況でした。

でもアプローチの策を弁護士と練り、下記の経歴を自分の技術を証明する項目として挙げました。
・日本のトップリーグのチアリーダーとして4年間そのうち、
    キャプテンを3年間やったこと
・アルバルクチアリーダーとして各種イベント、
・多種スポーツ(国際試合)でのパフォーマンス経験があること
・TOYOTAのCMでメインキャストを務めたこと
・民放ドラマのモデルになったこと
・器械体操の長年の経験があること etc…

大事なのは、「自分のチームがいかに素晴らしいか」ではなく、
「自分がその中でどれだけ優れていたか」という事を証明します。
嘘は書けないけど、書き方は相当な工夫をしました。笑

メインとなるのは、各関係者からの推薦書類です。
私は2枚〜4枚から成る、計20人分の推薦書類を提出しました。
そして、賞状や、パフォーマンスの動画や、メディアに出演した時の記録など。

気が遠くなる様な作業でした。推薦書の依頼や、翻訳作業、資料集め、
沢山の関係者に多大な協力を頂き、やっと取得することが出来ました。

2年目の今年は、一度取得経験があるので、作業はだいぶ楽になりますが。

もしもこの先に、海外での活動を考えている方、もちろんオーディションに
受かる為の技術がある事は第一条件ですが、VISAのことは頭に
いれておいておくといいと思います。

O1ビザについては、インターネットなどでも調べる事ができるので、
まずは自分で知識を蓄えておくのがいいでしょう!



話を聞限り、どのスポーツ業界でもアメリカで活動する為のVISAを
取得するのは労力がいる事の様ですねーーー。

6/25/2012

NBAダンサーへの挑戦 ~NY KNICKS Audition②~

NY Knicks audition ①から続きます!

さて、無事に1日目のダンス審査を通過しましたが、合格者のコールがあった後にすぐ面接がありました。ディレクター2人対1人のすごくラフな面接でした。

私の聞かれた内容は、まずビザについて、志望動機そして、キャリアゴール、住む場所といった定番の質問で、5分程度でした。

そして、何か特技がある人は、ここで披露することが出来ます。

わたしが会場で友達になった子は歌ったり、ロックダンスをする人。さすがアメリカ、自分を表現出来る物を皆持っていますね。
私も演歌くらい歌ってくるべきだったかな。(実は私の演歌には定評があるんです。笑)



そして2日目。コールバックス(2日目に進んだ人をこう呼びます)に加えて、ここから14人のベテラン(昨年のメンバー)が混ざって約50人のメンバーが集められました。

この日はコレオグラフを新しく習うと言われていましたが、軽くアップをした後にディレクターから10人程度名前がコールされ、1次審査のダンスを踊ってという指示があり。
踊った後に、再び名前を呼ばれた約5人はその場でカットされてしまいました・・・。
2日目始まってわずか5分という・・・シビアです。

そして、ベテランズの登場。
毎年恒例のようですが、コールバックスのメンバーに向けたパフォーマンスをしてくれました。
色とりどりの衣装で、演出も素敵。
昨シーズンのダンスかなと思うけど、息があってて迫力のあるパフォーマンスでした。



「このベテラン達とスポットを競うのか。よしやってやる!」と意気込み、いざ参戦。


さて、この日はゲストはこの彼、Kevin Maher。
リアーナや、セレーナゴメスなどの有名アーティストのツアーでパフォーマンス経験がある
コレオグラファーで、今回、この方に振り付けを教わりました。



事前に彼がコレオグラフにくることが公表されていたので、試しにYou tubeで彼の動画を見てみたところ、かなりコアなファンクで、独特な世界観…

そんなことで少しビビっていたけど、振り付けは意外と踊りやすいものでした。

事前に見ていた彼のダンスよりも大まかな振り付けにされていたというのももちろんあるけど、良く考えられたコレオグラフほど、踊りやすくて体に馴染むものですね。
(私も振り付けする時は音を正確に捉えて、踊ってもらう人にも音楽を感じてもらえるような作品にしたいな!って思った。)

この日に習ったのは、2×8のフリーを入れて、12×8のダンス。
習った後はすぐに選考に入ります。4人ずつ呼ばれ、踊っていきます。
ほぼ全員完璧に踊りこなしていましたが、ひとり振付が抜けてしまった子にディレクターから間一髪、「あなた、頭を使いなさい!」と。怖すぎる~~~!

フリースタイルでは、2×8しかないものの、それぞれ持ち味を生かしていました。
変形のフェッテや、ジャンプ、柔軟性を見せたり。
テクニックは技術が高い子がそろっているなという印象でした。

そして、何よりも彼女たちの表情に見とれました。
ダンスのイメージ的に、笑わないでと言われましたが、決して無表情ではなく力強い目つき。
覚えたばかりで、それが表現できる力は本当にすごいと感心。みんな女優です。

でも、私も負けじとやってきましたよ!
踊った後とてつもない疲労感に襲われたのは、フルパワーを出し切ったからかな。
いっしょに踊っている人よりも大きく踊ってやるとかインパクトを残してやると思って。
ジャッジ全員と目も合わせられたのは、ちゃんと見てもらえた証拠。

一人2回ずつ踊り、そこで30分間のジャッジタイム。
(毎回のオーディションで思うけど、これほどストレスフルな時間はありませんよね・・・)

さて、トレーニングキャンプへの通過者の発表!
今回も、真ん中くらいで自分の名前を呼んでもらえて、次のステージに進めることに。
「やったーーーーー!」思わず笑みがこぼれてしまいました。

チャレンジのチームだったし、ここまで来れることは正直難しいかなとか
実は客観的には思っていたけれど、トレーニングキャンプに残れたことは
自分にとって、自信になりました。

ちなみに、この日は20人くらいカットされ、新人枠は17人のメンバーが残りました。
2日間で、400人から17人に。確かに、シビアに切っていかなければ
これだけの人数はさばけませんね。




この2日間で心身ともにボロボロになりましたが、翌日からはいよいよ
3日間のトレーニングキャンプ。

更にシビアな戦いが始まるので、立ち止まる時間はありません。
JUST DO IT!!

ということで、続きは次回にまわします!

6/20/2012

NBAダンサーへの挑戦 ~NY KNICKS Audition①~

2年半前、NYに旅行に来た時に、NBAのダンサーを見たくて、
NY KNICKS(ニューヨーク ニックス)の試合を見に行きました。

これがNBAのダンサーかー!かっこいい!と、感動し、帰り際にセキュリティ係の人に、
「ダンサーに会いたいんだけどどうすれば会える?」と聞いたら、
「WEBで会えるよ」と言われ、くそ~!!!って思ったのを鮮明に覚えています。


先回のブログの通り、カウボーイズは残念な結果となりましたが、
セカンドチャレンジとしてNBA ダンサーのトライアウトを受けることを決めました!
NBAもNFL同様、各チームがオーディションを開催します。

NBAのダンサーは、NFLよりもテクニカルなことを要求されることが多いです。
ブーツではなくスニーカーで踊ること、芝生でなく平らなアリーナで踊ること。
NFLと違って試合中の応援はほとんどしませんが、
ゲームの間のエンターテイナーとして大事な役割をします。

バックグラウンドのジャンルは様々で、NFL以上にチームのダンススタイルが分かれます。

■ダラスマーベリックスは息の揃ったポンダンス
   →私の大好きな海東奈月さんの所属するチームです。
■ウォーリアーズはガッツガツのヒップホップ
■マイアミヒートは個性的なダイナマイトなダンス
  (なんと説明したらいいか分からないので興味ある方はYOU TUBEへ!)
■ニューヨークニックスは、アクロバティックなヒップホップ

などなど。。
今はyou tubeでも、そんな色んなチームのパフォーマンスを見ることが出来るので、
動画をみれば違いを分かってもらえると思います。
チームによってカラーが異なるので、チーム選びはとても大事です。

ニックスは憧れのチームの一つだったので、チャレンジ&
オーディション慣れのつもりで受けることに。


それぞれのチーム、オーディションの前にはPrep class(プレップクラス)という、
オーディション前にチームのレッスンを受けられるという機会があります。

ちなみに、、、
プレップクラスは選考に関係あるか、、、?という質問をよく受けますが、
直接的には関係ありません。

でも絶対にディレクターはくまなくチェックしているはずです。
オーディションはこのクラスからスタートしていると思って気合をいれて望むのがいいと思います。

またチームの雰囲気、レベル、ダンスのイメージなど、事前に知ることが出来ること、
オーディションに向けてのQ&Aなどもあるので、
自分に合うチームかどうかの判断はそこでできると思います。

なんとニックスは、このクラスに参加すると第1ステージのアクロスザフロアを
無条件にパスする事ができること、また第2ステージの課題ダンスを事前に
習うことが出来るという!これは参加するしかありませんね。
少し金額は高めでしたが、受けてきました。


今回のオーディションには400人程度の受験者が集まりました。
1日目のオーディションは下記のような感じ。

1st ラウンド : アクロスザフロア 400人→200人程度
2nd ラウンド : ダンス 8×2 200人→100人程度
3rd ラウンド : 2ndの続き8×8 +フリースタイル8×2 100人→34人


まず1st ラウンドのアクロスザフロアは、ダブルターン、キック、リープ、
少し振り付けの入った8×2のコンビネーション。

3人ずつ順番にパフォーマンスして行き、通過者だけがチケットをもらっていきます。


それが終わるといよいよ2ndラウンドのダンスの振り入れに入ります。
今回はクリスブラウンのturn up the musicという曲。
(今季のオーディションでの定番ソング。様々なチームが使っているそうです。)
ざっと8×2のダンスを教わった後、ランダムに会場を4つに分けて、
各エリア毎に踊っていきます。そして2人のディレクターがその中の受験者ををつまんで、
エリアを移動させていき、最終的に再度4つのエリアに分けられた後、

ディレクターから、
「ではこの2つのエリアの人はこれで終わり。ありがとうございました、また来年トライしてね。」

えっ……………
8×2しかダンスを見てもらえないの???ってゆーかこれ選考だったの??

と、そのエリアにいた人は驚きを隠せない様子。。

私も正直、あっさりし過ぎる選考に衝撃でした。
落とされた人を見てみると、体が絞れていなかったり、動きにキレがなかったり
という人が多かったですが、各エリア50人の受験者をいっぺんに踊らせて見ていくので、
見きれていない人も中にはいるのでは。。
と無駄に心配に思いましたが、その場で目立てるような人でないと最終的には
受からないって事ですね。

考えてみれば、1日だけで400人から40人程度に絞るのだから、
そのぐらいバッサリ切ってかないといけないのかな。

いつカットされるか予想も出来ないので、一瞬たりとも気が抜けない!
これがNBAのオーディションか!と一層闘志を燃やしました。


その後は、3rd ラウンドとなり、8×8の続きの振り付けを覚えます。

ニックスのダンスの特徴ですが、トウタッチ、再び開脚姿勢のジャンプで
お尻から着地、寝る姿勢からブリッジ姿勢を通って起き上がる技が入りました。
うーん説明が難しい。。興味のある人はこの動画で。
http://www.youtube.com/watch?v=mc1BYpH_2pA&feature=related

これを8×1カウントの中でやるので、なかなか至難の技です。

その他のテクニックはダブルターンだけ。
技がある分、比較的ダンスの振り付けは簡単なものでしたが、
プレップクラスに出ていなかった人たちは、かなり短い時間で覚えなければいけなかったので、
事前のレッスンは受けておいてよかったです。

そして、4人ずつジャッジの前でパフォーマンスをしていきます。
少々間違える人もいたけど、振付はほぼみんな完璧にこなしていました。

「クリアな動きをして!」

と振付の最中も、プレップクラスでも言われましたが、アームモーションをそろえるチーム
なので、オーディションでもそろえられる動きができるかどうかをまず見ている気がしました。
あとは、指定の技ができるかどうか。

最終的に、ここで30人がファイナリストとして呼ばれ、私の番号もコールされました。
良かったーーー!と一安心。

そして、その後には続きのドラマが・・。
「まだ迷っている人がいるから今から呼ぶ人は出てきて」
とディレクターから一言。

まだコールされていない10人程度が呼ばれ、
10人で同じようにパフォーマンスをするよう指示されました。連続で4回くらいかな?
今度は10人の中で比べられるので、相当アピールをしないと目立ちません。
皆の必死な姿に、「GO GIRLS!!」とか、応援の声が響きます。

合間には、
「明日に進めなくてもいいの?Show me something!!」
と、受験者を駆り立てるディレクターの厳しい一言。スパルタ・・・

そして、その中から4人が選ばれ、34人が結果的にファイナリストとして選ばれました。
なんか精神的に疲れたオーディションでしたが、残れたのが奇跡と思えるくらい
レベルの高い1日目のオーディションでした。

そして、なんと!
この日のオーディション会場にプライベートでバスケをしに来ていたのは、まさかの!!!!
クリスブラウン!!!!!

ファイナリストの集合写真に入ってくれました。この写真は家宝です・・。




そして、オーディションで仲良くなった子。

左側の子は、ピットブルのバックダンサーで、PVなどにも出たことがあるという凄腕!
性格も外見もとてもかわいい子でした。
私の好きなマッスルミルク(プロテインドリンク)の会社で働いているというから、さらに親近感。笑


さて、2日目はベテランが入り、トレーニングキャンプに進むための選考です!
長くなったので、次のブログに回します!

6/13/2012

DALLASCOWBOYS 挑戦記 ④ final audition

③の記事から続きます。
今回は最終回ということで更に長いです。チアリーダー関係でない方には少々退屈かも??

ファイナルオーディションの内容に行く前に、セミファイナルでの大事な試験が
もう一つあったのを忘れていました。
筆記テスト。私の最も苦手とするペーパーテストです。笑
事前に勉強して行ったけど、かなりコアなことばかりの質問でした。
チームの歴史、殿堂入りの選手、チアリーダーの歴史、(コスチュームの星の数まで!笑)
カウボーイズスタジアムについて、スポンサーについて、一般常識、
食品についての基礎知識。などなど、もちろん英語で、書き取り形式で100問!!!


さて、本題のファイナルオーディション。
この内容はというと…

別の日程で行われる面接と、
90秒のフリースタイルダンス、
セミファイナルで習った課題のダンス8×8、ラインダンス8×8

面接のドレスコードは"プロフェッショナル ルック"
大体のNFLのチームはファイナルで面接をしますが、
私服でパブリックに出た時もそのチームのチアリーダーとして相応しい
装いができるかどうか、また立ち居振る舞いができるかどうか見ていると思います。

高いヒールにタイトなスカートに、デザイン系のブラウスやカットソー、
もしくはラインのキレイなワンピースという出で立ちが多かったです。
ダンスオーディションとはまた違った華やかさがありました。

ジャッジ6対5人の面接で、私が聞かれた内容は、
基本的な設問(出身地、現在の居住地、ビザについて、etc)
海外で活動したい理由
普段の英語の勉強方法
昨シーズン(49ers)の活動について
カウボーイズチアリーダーになりたい理由
日本人としてチームに貢献できること
アメリカで日本人の良さを活かせること
テキサスレンジャーズで活躍中のダルビッシュ選手についての知識
カウボーイズについての知識
キャリアゴール(アメリカにステイor日本に帰る?やりたいこと、なりたい像)

などなど、まだ聞かれた気がするな。
会話も続いたし、ちゃんと伝えたいことは伝えられたかなと思います。
ウケも取れたし!笑

気のせいか私だけ質問の内容が多かったように思います。
やっぱり外国人をチームに加えるにあたり、それだけ慎重になるんですね。
どうしてここで活動したいのか、ここでないといけないのか。
明確な理由が求められます。

さて、面接が終わったら、いよいよダンス審査。
ファイナルではsemi finalで習ったダンスとキックライン、
フリースタイルのダンスをします。

フリーダンスは、ダラスカウボーイズのオーディションの特徴でもありますが、
それぞれが自分の得意分野で、また様々な衣装でパフォーマンスしていきます。
バレエ、ヒップホップ、サルサ、タップダンス、歌、演技(!)、などなど。
オーディションで一番楽しみにしていたのが、この場でパフォーマンスをすること、
また他の受験者のパフォーマンスを見ることだったので、これは心から楽しみました。

私は、、、というと、短く切った着物で、布と扇子を使って、ジャズを踊りました。
曲は、女子十二楽坊と、アギレラのバーレスクを組み合わせて。
芸者をイメージしたコレオグラフグラフを作りました。




これはとても上手く行ったと思います。
個性的だったのもあって、ベテランのメンバーや、他の受験者から多くの
お褒めの言葉をもらったので、
2ヶ月間ほどダンスや衣装作り、踊り込みに、費やした甲斐がありました。


他の受験者のパフォーマンスも一部・・

▲この子のバレエは美しかったな!


 
▲バービー人形をイメージ。なんと後ろの装飾は手作りのバービー人形の商品パッケージ!


▲一発でファンになった!圧倒的なシングルレディー。by ビヨンセ

さてその次は課題のダンスのオーディション。
カウボーイズの会場のスクリーンは20ヤードから20ヤードの計60ヤードと、超巨大。
実際のゲームデーでは試合の状況はもちろん、サイドラインで踊るチアリーダーも
そのスクリーンに映ります。

その為ファイナルは、そのスクリーンに全身を写したパフォーマンスを見て審査されます。
ダンスが大きいフィールドで見ても映えるかどうか、またフィールドに立った時に
華があるかどうか。



















▲観客席からジャッジする審査員

セミファイナルと行うことは一緒でも審査されるポイントが違うのです。

私が心配していたのは、踊りなれない芝生で踊ること。
人工芝で地面は平らですが、持っていたスニーカーだとターンの滑りが悪く、
ジャズシューズだと足元が安定しないし。
結局悩んだ末ジャズシューズで踊ることを決めました。

自分は緊張しない性格だけれど、この時ばかりは本当に緊張しました。
目標の物が目の前にあるから絶対モノにしなきゃ!という焦りと、
怪我した足への不安、また芝生で踊ることの不安。。
気のせいか周りの子がすごく上手に見えて来ます。

でも笑顔で、とりあえず乗り切ろう。
心に決め、自分のパフォーマンスに挑みました。

▲ラインダンスの最後はスプリット

ところが、懸念していたターンで失敗してしまいました。
こんなことは今までの経験上なかったので、よほど必死になっていたんだなと
振り返っています。

そこからは立て直し、いつも通りのことができましたが、
終わった時のやるせない気持ち。。。
悔しさと後悔と、もう一度やらせてください!と出来ることなら申し出たかったな。


これが終わり、4時間の延々と長いジャッジタイムを経て、発表がありました。

ご存知の通り、残念ながら私に名前はコールされず、ここで私のカウボーイズヘの
挑戦は終わりました。

テクニックで失敗したことはもちろん悔いですが、それ以外にも
スクリーン写り(表情の作り方)、魅せ方、あとはもう少し体づくりが出来たなと、
振り返ります。

やはり基本的に上手な人ばかりなので、それ以外に何か光るモノがないと
このチームに受かることは出来ないなと実感しました。

悔しいけどまだ私には場数/経験が必要だし、ギリギリで受かろうという気持ちではなく、
余裕で受かる部類に入れるくらいの実力を身につけたいな。

私は今までのチア人生トントン拍子でここまで来てとても幸運な人間だったんだなと思う。
ここでつっかえて良かったなと思える日がいつか来るといいな。

でもやっぱり私はダンスが好きだし、アメリカのチームで活動したい!
まだまだ自分の可能性を試してみたい!
だから、気持ちを切り替えて次の目標に向かいます!

カウボーイズシリーズ、だいぶ長くなったけど、読んでくださった皆様、
ありがとうございました。

この記録が未来に挑戦されるチアリーダーの皆様の助けとなりますように。

6/06/2012

むくみ対策

ダイエットの記事に関連させて、もうひとつ!

私は日本にいる時からむくみやすい体質でした。
運動毎日しているのに何故???って思うけど、謎です:(

むくむ日は体も動きが鈍くなってしまったり、顔がスッキリしなかったり。。。
気分もイマイチ…

でも、同じ悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
むくみは女性の大敵ですよね。


むくみに効くストレッチ方法や、食べ物など色々試して効果がなかったけれど、
やっと自分に合うものを見つけました!それがこれ!!


Butcher's broom(バッチャーズブルーム)と、クランベリーのサプリメント。
夜に水分をたくさんとっても、翌朝は足も顔もスッキリするようになったと思います。
それでも疲労が溜まっている時は、効果が薄れる時もあるけど…

体の毒素を出すことはダイエットには欠かせないことなので、
こういったサプリメントの力を借りるのもひとつの手だと思います!
あとたくさん水を飲むことは必須ですね!!


クランベリーは日本にもあると思うけど、バッチャーズブルームも手に入るのかな?
興味のある方はぜひググってみてください!




今日はこれから、昨日のダンスクラスで習ったヒップホップを踊り込みます:D
いい汗かくぞ!

6/04/2012

時には逃げ出したくなるダイエット生活

私の身近には周知の事実、「私はよく食べます!」


今までの記録は、、、
お寿司 40艦
イチゴ 143個 30分
ケーキ 13カット(8カットのやつ)…etc

中高生時代は、ラーメンどんぶりでご飯を食べていたり、
レストランでは、「一人でこの量は多すぎると思います」
と言われることはしょっちゅうだったり。

チアリーダーは細い人が多いし、そんなに食べないのでは…??と
お思いの方は多いと思います。(といっても私は細い部類には入りませんが)

でも私の周りのチアリーダーも本当によく食べます。
中には今まで不敗の私のお寿司の記録を越した方まで。笑

そんな私がアメリカに来て一番困ったことは、
ジャンクフードだらけのこの国でその食べ方を続けていたら
大変なことになるということ。

正直なところ、シーズン終盤からシーズン終了後の
息抜きでちょっと太ってしまいました。
食べることに幸せを感じる私にとっては、食事を制限することが
一番辛いことだったけど、カウボーイズのオーディションに向けて
体づくりの為に気合を入れました。
(カウボーイズは特にスキニーが好まれるというチームで有名なんです)

ということで、サンフランシスコのステイ先でお世話になっていた
保坂典子姉さんに日々アドバイスをもらいながら、ネットなどで調べながら、
時にはGYMのトレーナーにアドバイスをもらいながら、
高校時代の健康オタクの友人にアドバイスをもらいながら、食事改善をしました。

食事制限というと、"食べ物を減らす"ということが頭に浮かびますが、
過度に量を減らしては心身ともに健康的ではありません。
「健康的な食べ物をしっかり食べる」
ということが、私の食事のモットーです。

私の食事の基本スタイルは、
1. 炭水化物は朝のオートミールのみ
2. 3食の食事をお腹いっぱい食べず、少しずつ…を1日5食
3. 甘いものが食べたくなったらフルーツを
4. ローファットの動物性たんぱく質を積極的にとる
5. 野菜は好きなだけ食べる
6. 水を1日に2リットル以上飲む
7. 1ヶ月に1回程度、ダイエット休息の日をつくる 。笑


こんなことを踏まえて、一日の食事はというと
朝  オートミールwithバナナ(牛乳不使用)
昼  鳥肉と野菜のスープ、サーモン、白身5個分と黄身1個分の目玉焼き
夜  鳥肉と野菜のスープ、納豆、アボガド ※7時までに食べ終わる
朝昼晩の間にシリアルバーや、フルーツなどの
ライトスナック(100~200kcal)を1日に2回程度。

基本は自炊をするようにしていますが、外食する時は
なるべくランチにして、脂肪分の多い食事はなるべく
控えるようにしています。
また、初めて行くレストランでは、
「ローカロリーなプロテイン(たんぱく質)と野菜を食べたいけど何を頼んだらいい?」
って聞くようにしています。


ちなみに私の野菜スープとは…
キャベツ、パプリカ、トマト、にんじん、たまねぎ、
セロリ、ブロッコリー、鳥肉
を適当な大きさにカットして和風だしで煮込んだもの。
スープというより温野菜みたいな感じで、お腹にもたまります。

野菜やチキンのの旨味が出て、美味しいです。
生野菜でもいいけど、温野菜の方が消化が良くてベストなようですよ。

あと、1日に一度は何らかの有酸素運動で汗をかくこと。
私の場合はランニングやジョギングや、もちろんダンス!


皆さんは、普段どんなことに気をつけてますか??

一人ではなかなか継続するのって難しいけど、周りに仲間やライバルを
見つけて励ましあうといいかも。


ダイエットは明日から…と良く言いますが、始めようと思っている方は
ぜひ今日から!

私も頑張ろっーっと!!

6/02/2012

DALLASCOWBOYS 挑戦記 ③ semi-final audition

②のブログから続きまして…
今回もお結構長いですよーーーー。
気長におl付き合い下さい:D

今回はセミファイナルオーディションについて。
前日に選考されたメンバー約150人が集まりました。

ここでは、8×8※のコレオグラフ(振り付け)と8×8※のキックライン(ラインダンス)を
その場で覚え、ジャッジの前で踊ります。

今回のコレオグラフは、カウボーイズのオーソドックスなダンスだったかな?
少し早めの曲に細かいカウントで大きめの振り付け
(体全体を使って大きく見える振付と言えば分かりやすいでしょうか?)が入りました。
規定の時間内に完全に体に染み込ませなければいけません。

そして次はラインダンス。
チアリーダーの方はご存知の方が多いとは思いますが、ダラスカウボーイズの
パフォーマンスで一番の特徴は、永遠と続くラインダンス。
課題のラインダンスも基本のキックの連続という感じでした。



実は私は、オーディション1ヶ月前、肉離れをしてしまい、、
大事な最終調整の時期に痛手でした。。。
まだ痛みはあって不安があったのでラインダンスの練習の時は
イメトレだけして本番に備えました。あとはアドレナリンに全てを託して。

さて、課題のダンスとキックラインを覚えたら、いざジャッジの前でのパフォーマンス。
8×8のダンスを4回連続、(2分半くらい)
8×8のラインダンスを2回連続、(1分くらい)

ダンスとラインダンスの間にはそこまでの時間の余裕を与えられないし、
全ての動作をジャッジ(20人くらいいたかな)が見ているので、
気を抜く暇はなく、笑顔を絶やす暇もありません。

正直、連続4回、ラインダンスの連続2回には驚きでした。
こんなに長く踊らせるチームは少ないんじゃないかな??
それだけ慎重に他の受験者と比べる時間が欲しいということと、
体力も見ているのかなと思います。

自分のパフォーマンスをやりきって、「あー!疲れた。。」
って感じでしたが、やり切った爽快感で、気分はスッキリ。笑

私は昔から本番に強いタイプで、緊張していても普段以上のことができる
という特技を持ってます。笑

いつもオーディションでは、自分より先にパフォーマンスする
他の受験者を見ながら闘志をメラメラと燃やします。
上手な人が受験者にいて焦ってしまうこともあると思うけど、
自分らしい表現は誰にも真似出来ない!と思って、
自分のスタイルを貫くことが大事だと思います。

メンタルのコントロールもオーディションでは大事だと思うんです。

これを読んでくださっているチアリーダーの皆さんは、
普段どんなことを考えてパフォーマンスに挑みますか?

それぞれ自分独自のスタイルを皆さんお持ちなのではないかと思うのです!
興味あります!!!

どんな方法であれ、自己満足で踊っていてはチアリーダーではないので、
見ている人を楽しませる為にエンターテイナーに成りきることを
意識されているんじゃないかなと思います:D

チアリーダーはある程度ナルシストでないと務まらないのではないでしょうか。haha!



全ての受験者が終わるとそこから延々と長いジャッジタイム。
2時間以上待って、やっと発表されました。

ディレクターから、一人一人名前を呼ばれて行きます。
「Welcome to the Final, No 36 Miho!」

と呼ばれた時は、素直に嬉しかった!
何となくここまでは来られるかなと思っていたので、一安心。


▲first stageで一緒に踊ったメンバー


ここで55人のファイナリストが選ばれました。
待ちに待ったファイナルは、約2週間後、友達になったファイナリストの子と
"See you at the Final" と挨拶を交わして会場をあとにしました。

次は、ファイナルの記事を書きます!


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NFLのオーディションについては日本にいると情報量も少なく、
未知なことだらけだし、私も49ersを昨年受けた時には戸惑いばかりでした。
私の経験をこうやって書き残すことでNFLチアリーダーやNBAダンサーを目指している方や、
海外を視野にいれて活動している方にとって少しでも役に立てるといいなと思っています。
またこのブログを読んで自分も挑戦してみようかなと思っていただける人がいたら、
嬉しいです:D

コメントなどお待ちしております!




※8×8( "はち カケル はち" OR "はち エイト" とか呼びます)とは…
ダンスの経験がある方はご存知と思いますが、これは
カウントの数え方で、曲のスピードにもよると思いますが、
8×8で大体30秒くらいになると思います。