9/05/2013

NBAダンサーへの挑戦 ~2013 Miami Heat③~


・・・ワークショップの続きです。

ワークショップでは、ダンスを習うだけではなく、オーディションにおけるアドバイスや、チームの求める像等を聞くことが出来ます。

このセッションは大抵のチームのワークショップであると思いますが、ここは、一般的なことも含めて、とても丁寧に説明してくれたので、書きとどめておきたいと思います。

    チームの求めるもの
 
・ダンステクニックが備わっている事:
他のチームとは必要なスキルが違うので、良く研究する事。
ビデオをネットではいくらでも見られるので、マイアミヒートのダンサーがどんな踊り方をするのか、知っておくべき。
 
振付を早く覚えパフォーマンスが出来る事:
ホームゲーム年間40試合の中で、一回も同じルーティーンを踊らない為、与えられた振付をその場でパフォーマンスのレベルまで持って行ける能力が必要。

・チームのキャラクターとして、知識がある事:
NBAチャンピオンチームである私達は国内留まらず海外でも有名なチームです。ファンと触れ合う機会も多い為、このチームのダンサーである以上、チームの知識がないといけません。選手について、チームの歴史について、オーナーについて。知らない人はネットで調べてください。

・ヒートダンサールックである事:
プロフェッショナルとして、自分でスタイリングが出来ないといけません。お化粧の仕方、ヘアアレンジの仕方、体型のコントロールについての知識があると共に、チームのカラーに染まれる人を探しています。

ある人は、ルックスを持っていて、ある人は、技術を持っていて・・でも、どちらかだけが優れていても、合格する事は出来ません。私達が求めるのはトータルパッケージです。全てをパーフェクトに備えている人を探しています。というような説明をしていました。


    オーディションにおけるアドバイス

・どんな状況でもパフォーマンスを:
私達は、パフォーマーを探しています。モデルを探しているわけではありません。
振り落としはとても早い為に、忘れてしまう事もあるでしょう。ただ、ジャッジの一番の視点は、観客が見ていたいと思えるパフォーマンスが出来るかどうか。忘れてしまったらフリースタイルを踊ってください。フリースタイルの時間が与えられたら、フルアウトで、自分の個性を出してください。ジャッジの目を引いてください。
それは、振付をされている時も、いかなる時もそうです。オーディションの最中は、審査の時間だけでなく、ジャッジは目を光らせて受験者を見ていることを忘れないでください。

・服装について:
(上記のルックスの部分にかぶりますが・・)ヒートのダンサーがどんな格好をしているかを研究してきてください。自分に似合う衣装であるかどうかはベースですが、ヒートをイメージさせる服装で来てください。私達は、ファッションでもフロントランナーであるチームを目指しています。

※NGと個別で注意されたもの
“チュチュ、スカート”・・子供っぽく見える為、“ジャズシューズ”学生のチームではありません。大人のプロフェッショナルのチームとして、スタイリッシュなものを選んでください(conversを履いている人が大半でした。)

 
また、ワークショップ時に、ダンスや、メイク、衣装について等、個別にアドバイスをもらうことが出来ます。その為、みんなオーディションの際に着ていく衣装を着用していきます。ちなみに、私が受けたアドバイスは、こんな感じです。

・メイクについて:
薄すぎて表情がライトに当たると何も見えない。(正直えぇー!!!!!って感じでしたが・・笑)アメリカでこんなことを言われたのは初めてです。化粧は49ERSでやっていた時くらいにしていったつもりだったが、確かに周りを見渡すと、みんな本当に濃い!アイラインが尋常でない・・。2回目のワークショップでは、合格点をもらいました。

・衣装について:
基本的なコーディネートは良いけれど、トップスの布がもう少し小さい方がいい。重ね着をしすぎないで。とアドバイス頂きました。実際衣装に関してアドバイスをもらったのは初めてでしたが、聞くと具体的なアドバイスをくれるので本番で改善できて良いなと思いました。ヒートのイメージに合う、且つ自分に似合う色や形を選ぶのが良いと思いますが、オーディションの動画を見ると分かるように、着ているものはみんな様々です。

ちなみに、私がワークショップに着ていった衣装はこんな感じです。この黒いスパンコールのトップスの下に黒い水着を重ね着していました。




さて、次のブログは、いよいよオーディションについて書きます!

9/03/2013

NBAダンサーへの挑戦 ~2013 Miami Heat②~

マイアミのダンスは特徴的です。大きい動きで、早いリズムを刻みます。ヒップホップ・ジャズ・ラテンと、ジャンルは様々踊ります。
土地柄ラテン系なので、この土地のダンサーは、体の可動範囲が広い上に、力強いヒットもスムーズな動きも得意です。

体つきも、お尻が大きく、太ももも太く、華奢な体つきの人は少ないです。ベテランメンバーの体つきの良い人を見て衝撃(!!!)を受けました。私も日本では決して細くて華奢な体つきではないですが、マイアミではとてつもなく自分が小さく感じました。(中には大柄な人だけではなく、150センチくらいの小柄な人もいたので、色んなキャラクターを取るチームだとは思いますが。)

さて、私はオーディションの1週間前にマイアミに入り、ワークショップを受けました。
振付を覚えるのに、コレオグラファーの振付に慣れておく事、振付のパターンを知っておく事は大事だと思います。特にダンスに特徴のあるチームは、受けることをお勧めします。

しかし、ワークショップとはいえ、ここからオーディションは始まっています。
予めワークショップの段階から欲しい子に目を付けていると思うし、もしも本調子が出せなかった時に、または怪我で100パーセントの力が出せない時、悪いイメージを持たれてしまう可能性も十分にあります。

それを考慮して、ワークショップを受けることを検討するのがいいと思います。

私は、2回のワークショップに参加しました。
アクロスザフロア・ヒップホップ・ジャズのルーティーンをそれぞれのワークショップで行いました。そして、そのワークショップの中でも、ジャッジが入ります。ここでマイナスの評価を受けたとしても落ちるわけではなく、オーディションで公平なジャッジは受けられますが、本番にメインとなる審査員(ディレクターやメインのスタッフ)がジャッジをするので、イメージが残ることは確実です。

アクロスザフロアは、基本的な技で、ダブル・ジュッテ・セカンド・カリプソ・キック等と、ジャズとヒップホップの基本的なステップ等が入りましたが、今までのNBAのオーディションの中で一番長いコンビネーションでした。1回目では、ヒップホップで使うような、膝立ちのターンも入りましたが、私は素足で行ったので、相当痛かったです。笑

振付を教わってから一人ずつジャッジに見てもらいますが、私は2回とも、とてもいいフィードバックをもらいました。基礎が出来て、表情も作れて、パフォーマンスとしても成り立っているから、これが出来れば、1次審査は必ずパスできます。と!

そしてダンスは、2回のワークショップそれぞれで、ヒップホップとジャズの振付を1種類ずつ教わりました。マイアミの動画は見ていたし、自分の練習の中でも昨年のダンスを踊ってみたりしていましたが、振り落としが何処のチームよりも早く、かなり苦労しました。振付自体早いにも関わらず、8×8くらいを2種類同時に覚え、(振付の時間はそれぞれ20分未満だったと思います)すぐに審査に入ります。

私はチアの振付を覚えるのはとても得意なのですが、頭がパンパンでした。1回目のワークショップでは、何とか振付を覚えて、とりあえず踊ることはできた・・というレベル。

2回目のワークショップでは、なぜだかスカッと振付が飛んでしまい、殆ど規定を踊れませんでした。自分の出来なさ加減にかなりショックでした・・。

その代り、フリースタイルにあてられた時間を思う存分使って、アピールしました。
その時のフィードバックでは、フリースタイルについてジャッジ全員から褒めてもらえました。体の動かし方や、基本的なダンスのテクニックについては、チームに混じれるレベルでしょうと。このフィードバックはかなり嬉しく、自身に繋がりました。

ワークショップでは、毎回2人がファーストラウンドをパス出来るチケットをもらえます。ダンスが完璧に踊れている人、髪の毛やメイクがチームの求めるものにマッチしている人がピックアップされます。

振付が飛んでしまった私は、選ばれる期待もしていませんでしたが、案の定ピックアップはされず・・・
でも課題は技術に関してではなく、覚えることだから、オーディションで自分の力が出し切れたら、いい結果が得られる!と前向きに考えるようにしていました。
これは毎回の事ですが、オーディション前にはネガティブな感情が少しでも減らせるよう努めています。
 
それからオーディションまでの期間は、過去の動画を沢山みて、イメージをつかんだり、振付のパターンを覚えたりして過ごしました。

続きは次回へ~